「奥秩父」の感想
奥秩父
おくちちぶ
初出:「新家庭 夏期臨時増刊」1922(大正11)年8月

木暮理太郎

分量:約14
書き出し:秩父という名が大宮を中心とした所謂《いわゆる》秩父盆地に限られていた時代には、武甲山や三峰《みつみね》山などが秩父の高山であるように思われていたのも無理ではない。今から約百年前の文政七、八年頃に出来上った『新篇武蔵風土記稿』を見ると、少し高い山では僅《わずか》に三峰山、武甲山、両神山|及《および》雲取山などが挙げられているだけである。三峰山は古くからお犬様で名高い神社のある山で、現に三、四百人位は...
更新日: 2019/10/03
ハルチロさんの感想

本作品は、大正11年に著された秩父山地ーー特に奥秩父ーーの紹介文です。本作品の中で、奥秩父の玄関先のように紹介されている『武甲山』、『三峰山』は、現代では、公共交通機関の発達のおかげで、都心からでも簡単に日帰り出来るようになりました。『三峰山』は、三峰神社参拝で人気を集め、観光地と化していますが、『武甲山』は、セメント用石灰岩の産出の為、山肌は切り崩され、登山を禁止されています。本作品に著されるように、素晴らしい自然や歴史を持つ二山ですが、資本主義下の山岳信仰の陰と陽に別れてしまったようです。

更新日: 2016/09/20
YELLOWテントマンさんの感想

奥秩父に行きたくなった。でも距離的には近いが、アクセスが悪い。

更新日: 2015/12/13
b6226aa70d42さんの感想

久々に奥秩父に行きたくなった。