「山の今昔」の感想
山の今昔
やまのこんじゃく
初出:「山岳講座」1936(昭和11)年7月

木暮理太郎

分量:約57
書き出し:山と山人我国に於て山登りが始められたのは何時頃からであるか、元より判然たることは知る由もないが、遡って遠く其《その》源を探って見ると、狩猟を以《もっ》て生活の資を得ていた原始民族に依りて、恐らく最初の山登りが行われたであろうことは想像するに難くない。もとより到る処に獲物の多かったことが考えられる原始時代には、深山幽谷をあさる迄もなく、平地の森林、原野、河沼等に於て充分日常の生活資料が得られた筈であ...
更新日: 2024/04/21
19双之川喜41さんの感想

 始めは 一つの 山を 上下して また 次の 山を 上下する 登り方が 大勢だったらしい。この 登山法は 能率が 良くないので 次第に 峰から 峰へと 縦走して 登山の数を 稼ぐのが 主流と なったという。このやり方は ひと夏に 多くの 頂上征服を 誇れる ことから 人気を博し 峰の 縦走は 主流となったという。のんびり 周りの 景色を 愉しんで いたわけでは ないのには 驚いた。