山川方夫
離人症 のように 自分で 自分を 痛めつけ いつも 自分の中の もう一人の自分が 凝視しているようなことが 人より おお過ぎるので 自分で自分に手こずっている男が 昔の女と よりを戻し 定期的に ただならぬ 逢瀬を 過ごす。 無理に 筋で まとめようとするので そんなところが 万年 入賞 候補者で あった 理由のように ふと 感じた。