「編輯室より」の感想
編輯室より
へんしゅうしつより

(一九一三年六月号)

(せんきゅうひゃくじゅうさんねんろくがつごう)初出:「青鞜 第三巻第六号」1913(大正2)年6月号

伊藤野枝

分量:約7
書き出し:□五月の第一日曜日に茶話会を開きましたが事務所にお集り下すつたのは、内部の四人をのぞく他、多賀さんが一寸《ちょっと》ゐらして下すつたのと岩野さんきりでした。これから一々おしらせ致しませんが毎週金曜日の他、毎月第一日曜日になるべく御都合の出来る方はゐらして下さいまし。□四月二十六日附の福島の消印のある封書が二十八日に事務所に一通まひ込みました。宛名は事務所内岩野清伊藤野枝他二名行としてありました。う...
更新日: 2017/01/20
f995ab8f5ed7さんの感想

これはあの有名な伊藤野枝殺人事件の脅迫文だとしたら、非常に貴重な文献だと思います。 第一に殺害してやると文面に明示されているのに、 中高生のふざけたイタズラかと思った野枝さんは嘲笑ってこの編集室後記に載せたのが、犯人を逆上させる一因となってしまったのか… 何はともあれ犯行予告が残っていてそれを見れるというのはすごいなと思いました。