「らいてう氏の『処女の真価値』を読みて」の感想
らいてう氏の『処女の真価値』を読みて
らいちょうしの『しょじょのしんかち』をよみて
初出:「第三帝国 第三五号」1915(大正4)年3月20日

伊藤野枝

分量:約15
書き出し:「青鞜」二月号に私は処女の価値については全然わからないと明言して置いた。実際私には何《ど》うしても処女そのものにそんなに重大な価値を見出すことは出来ないでゐた。そのくせ私自身は殆んど「本能的に」としか答へられないその処女を矢張りどうしても大事がらずにはゐられない。私はその矛盾について可なり考へさゝれた。併《しか》しそれは結局いくらいろ/\な理屈を考へて見ても自分の真の愛人との中にお互自身より他の何...
更新日: 2024/06/29
阿波のケンさんさんの感想

こういう問題は論ずるべきではない。おそらく万人、万説があろう。