「雲仙岳」の感想
雲仙岳
うんぜんだけ
菊池幽芳
分量:約68分
書き出し:
南欧の俤上海《シャンハイ》通いの急行船「郵船」の上海丸で神戸を立ったのが、七月二十二日の午前十一時。丁度|来島《くるしま》海峡で日が暮れるので、暑さ知らずの涼風《すずかぜ》に吹かれながら、瀬戸内の最も島の多く美くしい部分を日の中《うち》に見られるから、夏の雲仙行《うんぜんゆき》としては郵船に越すものはない。長崎へ着いたのが翌朝の九時、阜頭《ふとう》へ着くと、迎えの自動車が待っており、すぐそれに乗込...
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更新日: 2019/10/26
19双之川喜41さんの感想
雲仙に往くのに 大型客船でいく時代があったことに 驚く。 雲仙地獄の沿道には 死出の山▫老いの坂も在ると言う。 今は どのくらい変わったか わからないけど 旅愁と郷愁に 誘われると感じた。
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