梅崎春生
あんな時代なので 必死で釣りをした。 梅崎は 餌を盗んだと思われる兄弟に ことさらに ゴカイをあげようとして かたくなに 断られる。 海に投げ込んだ あかいゴカイが ゆらゆらと 海底に沈む様が 美しいと感じた。
子供なりのプライドが愛らしい
ゴカイが女体に見えるとは、なかなか妄想力豊かな作者だなぁ。 なぜ10年前の回想なのか。 それは10年経っても忘れないくらい子供たちは、そしてゴカイが強く印象に残っているということ。 作者はきっとエロくて、執念深い、 ムッツリスケベ