「盗難」の感想
盗難
とうなん
初出:「写真報知」報知新聞社、1925(大正14)年5月15日

江戸川乱歩

分量:約32
書き出し:面白い話しがあるのですよ。私の実験談ですがね。こいつを何とかしたら、あなたの探偵小説の材料にならないもんでもありませんよ。聞きますか。エ、是非話せって。それじゃ至って話し下手でお聞きづらいでしょうが、一つお話しましょうかね。決して作り話しじゃないのですよ。と、お断りする訳は、この話はこれまで、度々《たびたび》人に話して聞かせたことがあるのですが、そいつがあんまり作った様に面白く出来てるもんだから、...
更新日: 2024/09/27
a77873d2807eさんの感想

短編でもあるし、当時は?実験的なことをガンガンやっていたのかなーなど思いました。 探偵小説完成の楽屋裏みたいな… 〆切に追われて、読者に丸投げともいえる(笑)

更新日: 2020/03/11
b387583fc885さんの感想

いまいちだったなー…

更新日: 2019/02/28
よしふみさんの感想

①偽金は、増改築の際の支払いには充てられない。 もし仮に、盗まれた時の保険として偽金に替えておいて、金庫にしまったとすると、盗まれた後に、「盗難届」は出せない。 しかし盗難届を出したとなると、やはり本物のお金だったのだろう。 ②本物の金なら、着服するために泥棒とグルになれば良い。 となると、これ程の手の込んだ盗難劇は必要無い。 となると、主任と泥棒はグルという仮説は成り立たない。 ③「金は本物」「主任と泥棒はグルではない」となると、 やはり、主人公がまんまと、尾行した泥棒の狂言に騙されたと見るのが筋だろう。 故に、3枚の百円札も本物であった。。。 実に頭の良い泥棒であり、実に間抜けで人の良い主人公である(笑)