「随筆銭形平次」の感想
随筆銭形平次
ずいひつぜにがたへいじ

12 銭形平次以前

12 ぜにがたへいじいぜん

野村胡堂

分量:約10
書き出し:明治二十五年頃から、十年位の間、日本にも一としきり探偵小説の氾濫《はんらん》時代があった。それは朝野《ちょうや》新聞から、後の万朝報《まんちょうほう》に立て籠《こも》った、黒岩|涙香《るいこう》の翻訳探偵又は伝奇小説の、恐るべき流行に対する、出版者達の対抗運動で、当時|硯友社《けんゆうしゃ》の根城のようになっていた、春陽堂あたりでさえも文芸物出版社としての誇りをかなぐり捨て、あられ小紋《こもん》風...
更新日: 2020/12/13
19双之川喜41さんの感想

 探偵▫捕物小説の小史は 知らなかったことばかりで興味津々です。 一高の英語の教科書に ホウムスを採用してもらった話。 岡本の半七は 江戸名所図会を繙くときに 思い付いたとか。