「チャールズ・デクスター・ウォードの事件」の感想
チャールズ・デクスター・ウォードの事件
チャールズ・デクスター・ウォードのじけん

ラヴクラフトハワード・フィリップス

分量:約340
書き出し:「獣類の本質を成す塩類を然るべく用意し保存する時には、発明の才に恵まれた者は、その研究室にノアの方舟の全体を設置し、思うがままに、獣の灰から精巧なる元来の姿を召喚することができる。哲人も、死せる先祖の姿を、人類の塵の本質を成す塩類を用いる同様な方法によって、違法な降霊術によらずともその遺体を焼いた灰から呼び出すことができる。」——ボレルスI. 結末と序曲1ロードアイランド州プロヴィデンス近くの私立...
更新日: 2017/10/25
にほんむかしななしさんの感想

日本人の宗教観ではラブクラフトの恐怖を理解しがたいという話はありますが、この作品においては善悪がはっきりしていたり、恐怖感が理解しがたいしがたいという事はなく、わりと読みすいかなと。 ラブクラフト長編入門としては良質な作品であると思います。