「若き日の思い出」の感想
若き日の思い出
わかきひのおもいで
初出:「若き日の思い出」旺文社、1956(昭和31)年1月30日

中谷宇吉郎

分量:約12
書き出し:私の中学時代は、大正の初めごろであって、明治時代の先生方とくらべたら、だいぶ文明開化になっていた。しかし郷里が北陸の片田舎であり、中学があった小松の町も当時はまだ小さい町であった。それで中学時代のことをいまから思い出してみると、ずいぶん旧式な教育をうけたものだという気がする。中学の五年間は、完全に寄宿舎生活をした。その寄宿舎生活で、いま頭に一番残っていることは食事がまずかったことである。一月の寄宿...
更新日: 2016/08/03
bfb143191323さんの感想

スパルタ教育を懐かしむ筆者に疑問をもちながら読んでいました。 けれど、たった数行の理由で妙に納得 させられ、温かい気持ちになりました。

更新日: 2016/07/15
f34ecf328af6さんの感想

シンプルでテンポよくある青春時代の断片が書かれています。 ほんの数ページですので時間があればオススメ。 読後感はほぼ爽やかか。

更新日: 2016/07/12
ヨーコさんの感想

感動した。今よりもずっといろいろな意味で厳しい時代であるはずなのに、制限された枠の中でも楽しみ、挑戦していたんだなぁ。生き生きとした息使いが伝わってきた。