「百科事典美談」の感想
百科事典美談
ひゃっかじてんびだん
初出:一「図書 第六十八号」岩波書店、1955(昭和30)年5月5日

中谷宇吉郎

分量:約12
書き出し:『大英百科事典《エンサイクロペディア・ブリタニカ》』について、私は二つ美談を知っている。ともに札幌で、自ら見聞したことで、又聞きの話ではない。少し話を面白くしてあるが、本筋には少しも捏造《ねつぞう》がはいっていない。本当にあった話であるから、そのつもりでお読みを願いたい。一北大の予科に、もうとっくに亡くなられたが、A先生という物理の老先生がおられた。たしか中村清二先生と同期くらいに、東大の物理学科...
更新日: 2019/12/05
19双之川喜41さんの感想

 始めは 土地は買わずに 事典を買ったら 土地の高騰が凄かった。 次は 事典の月賦を 夫婦で折半する美談。 終りは アメリカの 事典の校正力が 今では 想像できないほど 詳細にわたり 驚嘆させられた逸話である。