「露伴先生と神仙道」の感想
露伴先生と神仙道
ろはんせんせいとしんせんどう
初出:「露伴全集 月報第13号~第14号」岩波書店、1951(昭和26)年1月20日、1953(昭和28)年3月31日

中谷宇吉郎

分量:約20
書き出し:先だって久しぶりに小宮さんと会った時、何かの拍子に露伴先生の話が出た。そして文さんの『父』のことなどを話しているうちに、小宮さんが、「そういえば、幸田さんは死ぬ前に「じゃ、おれはもう死んじゃうよ」といったそうだが、あれは君、大変なことだよ。幸田さんという人は、よほど傑かったんだね」としみじみいわれた。私も実は『父』を読んだ時に、あの言葉に出遭って、思わずどきっとしたのである。それで、「あれには本当...
更新日: 2019/11/02
19双之川喜41さんの感想

 生と死の 狭間(はざま)では 宗教▫哲学▫心理学など それぞれの立場から 思いを展開するけど 露伴の臨終の言葉である「俺はもう死んじゃうよ」は 日本古来の飯綱の法に 関係があると見立てる。 対立する軸を示したことで 鳥瞰し 思考の経済に 限り無く役立つと 愚考した。