「老人と海」の感想
老人と海
ろうじんとうみ

石波杏

分量:約151
書き出し:彼は老いていた。小さな船でメキシコ湾流に漕ぎ出し、独りで漁をしていた。一匹も釣れない日が、既に八四日も続いていた。最初の四〇日は少年と一緒だった。しかし、獲物の無いままに四〇日が過ぎると、少年に両親が告げた。あの老人はもう完全に「サラオ」なんだよ、と。サラオとは、すっかり運に見放されたということだ。少年は両親の言いつけ通りに別のボートに乗り換え、一週間で三匹も立派な魚を釣り上げた。老人が毎日空っぽ...
更新日: 2024/10/12
bb777dd2b933さんの感想

青空文庫で読めるようにしていただいたことに感謝です。

更新日: 2022/01/27
e7d16b85b9e4さんの感想

ヨルシカの楽曲「老人と海」を聴いたことをきっかけに読んだ。老人、魚、サメの力強い生命力を感じることができた。ヨルシカの楽曲はもっと平和な雰囲気だったけれど、小説の方では老人と海の厳しい闘いが描かれていて読んでいて引き込まれた。

更新日: 2021/02/28
8169995b53daさんの感想

なぜこの作品がノーベル文学賞のきっかけとなったのかわからない。 でも読んだあとはしみじみしました。 魚とか釣りとか、細かく書かれていてすごかったです。

更新日: 2020/11/01
19双之川喜41さんの感想

 この作品の 数種の 和洋の紙本を持っているけど 本訳は読み易い。 サラオ▫泣きながら飲み物を取りに行く少年▫骨だけ残った魚▫ライオンの夢▫何より訳者の並々ならぬ気合いの入れかたに脱帽します。

更新日: 2020/08/27
7015a4684970さんの感想

老人は長年のスランプを乗り越えるべくカジキの大魚に挑むが、老人はカジキに自分の姿を重ね、戦いを通して自分を見つめ直していく。 静かな感動が心を打つ名作。 あと焼いたシイラはちょっと癖があるけど美味しかったです。

更新日: 2019/05/25
620cb935a485さんの感想

生きることは辛く美しい。

更新日: 2019/01/13
うさぎ御前さんの感想

ヘミングウェイ自体初めて読みましたが、想像していたよりもマッチョではなく、ただただ真摯に挑む人の物語だったように感じました。翻訳の文体なども関係しているのでしょうか。また、海の生き物の翻訳も良かったのか、ちょこちょこ、検索しては画像を確認できたのもうれしかったです。釣りや海に全く詳しくないのに、老人に寄り添って魚との勝負とその後を感じられたかのようでよかったです。

更新日: 2018/07/28
187d34e41b68さんの感想

繊細さ・緻密な心理描写などはありませんが、素朴で飾り気のない文章が魅力で最後まで引き込まれていきました。 欲に目が眩んで結局何も残らない、と取ることもできますが、どこか清々しい気持ちで読み終える事ができる素晴らしい作品です。

更新日: 2018/06/26
72629ec4a7edさんの感想

面白い ハッピーエンドで終われば最高だったのに、、、

更新日: 2018/05/03
早川マリエさんの感想

初めて読みました。 数ページ読み進めると、その読むやすさに驚き、ふと訳者さんの生年月日を見ると自分よりも年下の方でした。 こういう青空文庫もあるんだと、初めて知りました。 老人の一人孤独な闘いですが、たまに出る独り言一つでこの人がどんな人生を歩み、どんな生き方や考え方をしてきたのか 細かな説明がなくても瞬時に想像ができる。 心配性で常に説明が過多気味になる自分には目からウロコでした。 こんな伝え方もあるんだな…と、しみじみ。 とても読み応えがありました。 訳者さんに感謝です。

更新日: 2017/10/25
e46eb5d377eeさんの感想

名作やな。

更新日: 2017/10/16
83aba450e865さんの感想

読みやすい作品でしたが、結局何が言いたかったのかわかりませんでした。

更新日: 2017/06/10
f043ad6afb25さんの感想

面白かったです。 特に、カジキとの決闘のシーン。 敵でありながら自分と同志であるかのように、尊敬を込めて殺しにいく。 自然と自分が一体となり、なおかつ自然の掟である、自分が生きるために獲物を殺さなければいけない。 でも、それは怨みとか怒りではない。 現代の漁師さんの感覚はわからないけど、恐らく、太古の我々の祖先、狩猟生活をしていた人たちも、自然に対して、そして狩りの対象だった野性の生き物達に対して同じような感覚を持っていたのではないだろうか。

更新日: 2017/05/15
76695c345cdfさんの感想

あるのはただ、老人の孤独な戦い、そして、現実の容赦の無さ、しかし、それでも誇りを失わない気高い魂。老人の生き様が、人々を惹きつけるのだろう。

更新日: 2017/04/06
b5fa9652ab20さんの感想

このためだけに青空文庫ビューワーをインストールしても後悔しない。

更新日: 2017/02/17
2ecb27bc1a62さんの感想

若い頃に読んだ時には、老いぼれた汚ない老人が大きな魚への想いが捨てられないだけの話だと思っていた。 自分がこの老人と同じ年齢近くになって読み返してみたら、ヘミングウェイの描写力に圧倒された。自分も同じ海に漕ぎ出していく気持ちになって、この老人にずっと伴走していた。 年を取った頭で考えたり、無駄な考えを止めたりしながらも、漁師だけを続けてきた身体は、しっかりと巨大な魚を仕留める。 自分に憧れている少年との交流もじわりと心に沁みる。 ちなみに私は老いぼれかかっているばあさまです。

更新日: 2016/07/11
a9bdfe5fb3dcさんの感想

人生の運とは何か?

更新日: 2016/02/07
6ae1b137471fさんの感想

生涯の生き様が一度の漁に集約されて、感動しか残らなかった 試合に負けて勝負に勝ったというけれど、うまい言い方だとこれを読んだ後だとしみじみ思う 以下虹クラ向け ジジイ萌えなら読んどけ カッコイいジジイの原点と呼んでいい 名作はやはり名作だよ