「俳句の初歩」の感想
俳句の初歩
はいくのしょほ
初出:「ほとゝぎす 第二巻第五号」1899(明治32)年2月

正岡子規

分量:約18
書き出し:客あり。草蘆を敲《たた》いて俳句を談ず。その標準は誤り、その嗜好《しこう》は俗に、称揚する所の句と指斥《しせき》する所の句と多くは彼此《ひし》顛倒《てんとう》せり。予曰く、子《し》の言ふ所、悉《ことごと》く予の感ずる所と相反す。予を以て見れば子の言甚だ幼稚なり。もし子もまた予を以て俳句を解せざる者となさば予はことさらに是非を争はざるべし。しかれども子が言を以て予が俳句に入らんとせし十数年前と対照す...
更新日: 2020/11/01
19双之川喜41さんの感想

 写実的な自然が 俳句の生命と 気づく迄の 寄り道を 分説する。 一、理屈、三日見ぬ、二、比喩、やはり野に、三、擬人、四、人情、君は今、五、誇張、朝顔に、六、巧、七、雑。 自己修正能力が 抜きん出ている。 読み下し難いけど とても 為になると思った。