雑煮ならずとも 京風とか 江戸風が あることに 驚いた。 競って 切磋琢磨して 隆盛を 招いたということか。 俳道のたしなみが 無いので 風味の違いを 納得 同感したものは 多くはないけど 為にはなったと感じた。
俳句については全く知識がなかったのが最後まで読みきることができた。これは 東西での文化の比較という大きなテーマが俳句以外にも繋がっていたからだと思った。生まれそだった場所で俳句を含めた文化の好みが違うというのは今の社会でも通じると思う。 最後にあった『江戸と京では優劣はつかないが、江戸の中や京の中では各々優劣はある』という意味の文章が特に心に残った。比較が正当にできるかには範囲があること、その良さを知ることができないのは自身の育ちや文化の差があるからかもしれない、ということに気づくことができた。