確かに 子規のいうように 蛙は 雅致あるとは言えないので 意味があるとしたら 自然の上に 活眼を開いたことに あるとは思う。 深読みは 味わいを 深めることに繋がり 浅読みは 底の浅い 無恥蒙昧を 天下に 臆面もなく さらけ出すと感じた。
批評が若干辛口気味なのかな。けれど、俳句への愛と真剣さもそこに感じられた。
文体が古いので少し読みにくいが、子規という人にも興味があったので読んでみました。俳句には興味がないが、俳句が足利時代から江戸時代までの時を経て野卑なものから自然というものを根幹にした風雅なものに変遷していった様が子規の理路整然とした文体によって分かり易く書かれている。