「本覚寺の山門に立ちて」の感想
本覚寺の山門に立ちて
ほんがくじのさんもんにたちて

山本和久三

分量:約2
書き出し:狭い通りであつた。天気が続くと、ぽか/\の砂埃が靴の踵を没すばかりの道だつた。左側には小つぽけな商家や住宅が軒を接してならんでゐた。右側には乱杭式の木柵が不規則に立つてゐた。人力車がやつと擦れ違ふほどの、其狭い道路を肥車の列が朝から晩まで絶えなかつた。六角橋や小机方面から市街への唯一の往還だつたからだ。鉄道線路には真黒な煙を吐く蒸汽列車が間断なくゴロ/\ガラ/\走つてゐた。これが大正十二年の震災前...
更新日: 2025/12/31
艚埜臚羇1941さんの感想

  本覚寺は 米国の 大使ハリスが 軍艦ミシシッピーで 伊豆の 下田から 移り 境内の 玉楠の 天辺に 星条旗を 掲げた ことでも 良く知られている。 1859年の  ことであった。その頃は 寺の すぐ 下まで 波が 打ち寄せていた。ハリスが ペンキ塗りを したといわれている 葷酒山門も 今では 色が 落ちたで あろう。あなた色には 染まらなかった というわけか。