山本和久三
島津藩の 行列が 生麦の 松原に さしかつたとき 数名の 騎馬に 乗った 英国人が 横切った。これは 彼らの 本国に おいても 不作法な 振る舞いで 他国を 見下す 暴挙と 言えよう。日本人は 優しく 顕彰の 碑を 建立したという。旅の 恥じは かきすてで 切り捨て られたのだろうか。異人の 暴挙を 哀れに 感じての 碑であろう。