「春の詩集」の感想
春の詩集
はるのししゅう
初出:「紫羅欄花」東北書院、1932(昭和7)年

河井酔茗

分量:約1
書き出し:あなたの懐中《くわいちう》にある小さな詩集を見せてくださいかくさないで——。それ一|冊《さつ》きりしかない若い時の詩集。隠《かく》してゐるのは、あなたばかりではないがをりをりは出して見せた方《はう》がよい。さういふ詩集は誰《だれ》しも持つてゐます。をさないでせう、まづいでせう、感傷的《かんしやうてき》でせう無分別《むふんべつ》で、あさはかで、つきつめてゐるでせう。けれども歌《うた》はないでゐられな...
更新日: 2020/11/01
19双之川喜41さんの感想

 無分別で 浅はかで 突き詰めている 自分だけの 小さな 詩集のようなものを 心に秘めていない人は 滅多にいないかもしれない。 時には 回帰してみることで 人生の糧になれば 嬉しいかもしれないと感じた。