「ゆづり葉」の感想
ゆづり葉
ゆずりは
初出:「紫羅欄花」東北書院、1932(昭和7)年

河井酔茗

分量:約1
書き出し:子供たちよ。これは譲《ゆづ》り葉《は》の木です。この譲《ゆづ》り葉《は》は新《あたら》しい葉が出来ると入《い》れ代《かは》つてふるい葉が落ちてしまふのです。こんなに厚《あつ》い葉こんなに大きい葉でも新しい葉が出来ると無造作《むざうさ》に落ちる新しい葉にいのちを譲《ゆづ》つて——。子供たちよ。お前たちは何を欲《ほ》しがらないでも凡てのものがお前たちに譲《ゆづ》られるのです。太陽の廻《めぐ》るかぎり譲...
更新日: 2019/10/14
19双之川喜41さんの感想

 れんめんたる 命の連続を しめしている。 新しい葉がはえると 古い葉が落ちるのが 譲り葉とか。 としのせいか こみあげるものがある。

更新日: 2018/04/08
とらぶちさんの感想

小学5年か6年の時の時の教科書に載っていた。なぜだかとても悲しくなったのを覚えている。 49歳になった今、思いがけずこの作品に再び出会った。小学生の様な純粋な心ではなくなった今再び読むと、別の深い感慨がわいてきた。 命のバトンタッチによって歴史は作られてきたんだなぁと。

更新日: 2016/03/17
2d5da82a7132さんの感想

生きる意味を、遺す意味を考えさせられる作品。自分の中にあるゆずり葉を、忘れずに。