「大阪の朝」の感想
大阪の朝
おおさかのあさ
初出:「サンデー毎日」1952(昭和27)年8月

安西冬衛

分量:約1
書き出し:川に張り出した道頓堀の盛り場は、仇女の寝くたれ姿のように、たくましい家裏《やうら》をまざまざと水鏡に照し出している。太左衛門橋の袂《たもと》。舟料理の葭すだれは、まき上げられたままゆうべの歓楽の名残をとどめている。宗右衛門町の脂粉の色を溶かしたのであろうか、水の上に臙脂《べに》を流す美しい朝焼けの空。だが、宵っ張りの町々は目ぶた重く、まだ眼ざめてはいない。「朝は宮、昼は料理屋、夜は茶屋……」という...
更新日: 2020/08/06
785d247dfc1dさんの感想

どおとん。 道頓を平仮名で書いた時のはっとする新鮮さ。フランス語の「秋(オトンヌ)」への連想から、もうすぐ秋が来るという実感に至る様子が見事。

更新日: 2019/11/09
19双之川喜41さんの感想

 ロトンヌまたは オトンヌが 秋と知れた。 ドオトンヌと読ませるのは フランスの古語あるいは 方言なのだろうか。 無理矢理のこじつけでなければ 本当のところは 何処にあるのかなと思った。

更新日: 2016/06/25
1dbde5ace62dさんの感想

大阪の朝のイメージに触れたことがない。本当かなぁ。

更新日: 2016/06/23
1e78852e06aeさんの感想

割と好き。

更新日: 2016/06/08
芦屋のまーちゃんさんの感想

パリにはセーヌ川 大阪には○○○が流れている