「井戸」の感想
井戸
いど
初出:「馬醉木 第十一號」根岸短歌会、1904(明治37)年5月5日

伊藤左千夫

分量:約4
書き出し:吾郷里九十九里辺では、明治六年に始めて小学校が出来た。其前年は予が九つの年で其時までも予は未だ学文ということに関係しない。毎日々々年配の朋輩と根がらを打ったり、独楽を打ったり、いたずらという板面を仕抜いていた。素裸で村の川や溝へ這入っては、鮒鰌をすくったり、蛙を呑んでいる蛇などを見つけては、尻尾を手づかみにして叩き殺す位なことは、平凡ないたずらの方であった。又たまにはやさしい遊びに楽しかったことも...
更新日: 2021/03/18
19双之川喜41さんの感想

 井戸に 落ちた話ではなかった。 井戸に 落とした小刀を 拾い上げた 思出話である。 丸井戸は 寺の庭にはあったけど 一般的な家庭では ポンプを足で 繰って 顔を洗ったと聞く。