「球皮事件」の感想
球皮事件
きゅうひじけん

中谷宇吉郎

分量:約11
書き出し:この話は寺田先生が航空船の爆発の原因を調査された時の研究室の内部の話である。もう十三、四年も前の話であるし、その当時新聞にも、通俗科学の雑誌にもこの内容は出たことがある。それにさらに詳しい研究報告も英文で書かれて理研の報文に当局の許可を得て出版されているのだから、今頃書くのは少し陳腐の感がないでもないが、それだけに別に差し障りのあることもないだろうと思われる。問題はある航空船が、ある場所で初めて爆...
更新日: 2021/03/18
19双之川喜41さんの感想

 飛行船の爆発原因を 寺田の指示により  宇吉郎達が 実際に 推定される 原因を 実験して 確かめていくという  あたかも 探偵小説の 謎解きのような 話してある けど 上級の  電鍵を操作する無線愛好家なら  ほぼ 見当がつくと思われるが 接地と 火花を 手がかりに  原因究明は 進展していく。 この種の事故は 世界的にも 珍しいことではなく  水素は その後 爆発しないものに変えていかれたと聞く。