「先生を囲る話」の感想
先生を囲る話
せんせいをめぐるはなし
初出:一~四「寺田寅彦全集 第六巻 寅彦研究第三号」岩波書店、1936(昭和11)年11月27日

中谷宇吉郎

分量:約83
書き出し:この話は大正十二年の暮から昭和三年の春までの四年あまりにわたって、私が先生の下で学生または助手として働いている間に、実験室や御宅の応接間で折にふれて先生から聞いた話を思出すごとに書き留めておいたものを整理したものである。書きかけて見ると何だか少し自分の事もかなり這入りそうで少し面はゆい所もあるが、一方考えてみるとこのような弟子の一人としてみたところの主観も少し混っている話が沢山集ったならば、かえっ...
更新日: 2020/08/20
19双之川喜41さんの感想

 夏目漱石の作品の モデルとも 言われており 最年少で学士院会員となった 地球物理学者の 寺田寅彦は 吉村冬彦の 筆名で 文章も巧みである。 この作品は その弟子の 宇吉郎による 逸話集である。チャプリンのことを 本当のものを とらえていると 褒めている。