泉鏡花
腰のたたない与吉の父は 殺生は嫌だということで 豆腐しかたべない。 大木を切ることを 生業としている与吉は 山奥から 切り出してきたのは 生木であり 殺生のようなことを していることが 後ろめたい。 父親のために 骨のある豆腐 を 作れないものかと 大真面目に 考えたりする。 読み終わった後 堪えても 涙が出てしまった。