坂口安吾
相当ややこしい作りになっていて 頭尾は 整ってないし 詩味があるわけでもない。 出てくる人物たちは 互いに底意地の悪いことを言ったり 落ちる寸前まで 首を絞めたり 絞められたりしているので まあ 入りくんだ 関係というほかない。 支離滅裂の魅力というものが あることを 教えてくれているのかもしれないと感じた。