「雪」の感想
ゆき
初出:「探偵新聞」1948(昭和23)年5月5日号、5月15日号、5月25日号、6月5日号、6月15日号

楠田匡介

分量:約64
書き出し:(一)厳寒殺人事件「もしもし、そうです。田名網《たなあみ》です……まだ警視庁にごやっかいになっています。……おお、久保田検事さんですか?へえ、こっちに……ええ、ええ、そうです。爺《じじい》になりましてね。娘が嫁いでいるものですから……久保田さんは、ご元気で……ええ、何、休暇を頂きましてね、孫を見にきたってわけなんですよ。ほう殺人事件《ころし》が?……この私まで引っぱり出さなくたって……まあまあ……...
更新日: 2019/03/02
19双之川喜41さんの感想

 樺太を 舞台にした密室殺人事件であるから 署からの迎えは 犬橇であり 建物は 旧ロシヤの 郡役所を 流用したものである。 他の謎解きものにはない 描写が愉しいと感じた。