江戸川乱歩
題名『灰神楽』が、トリックの鍵になっていたとは…。現代では、火鉢を用いている家庭は、稀であることと思います。この作品の題名を見て、読み始めた時は、この題名が、単なる状況表現だけかと思いました。それが、エンディングで主役と化した時、初めて、この題名の意が腑に落ちました。乱歩先生は、やはり素晴らしい。
庄太郎がかなりのパワープレイをしていて笑えた。怪しまれたり追い込まれたりするほど雄弁になり当人しか知らない事実まで語ってしまい捕まるっていうお決まりのパターン