「恐怖王」の感想
恐怖王
きょうふおう
初出:「講談倶楽部」大日本雄弁会講談社、1931(昭和6)年6月~7月、9月~10月、1932(昭和7)年1月~5月

江戸川乱歩

分量:約175
書き出し:死骸盗賊一台の金ピカ葬儀自動車が、どこへという当てもないらしく、東京市中を、グルグルと走り廻っていた。車内には、よく見ると、確《たしか》に白布で覆った寝棺《ねかん》がのせてある。棺の中に死人が入っているのかどうかは分らぬけれど、棺をのせた葬儀車が、附添いの自動車もなく、ただグルグルと町から町へ走り廻っているというのは如何《いか》にも変だ。葬式に傭《やと》われた帰りでもないらしい。と云って、これから...
更新日: 2024/09/22
8eb05d040692さんの感想

ストーリー展開はテンポ良く読みやすかった。猟奇的な部分と終わり方はは江戸川乱歩らしいと思う。

更新日: 2022/01/13
ハルチロさんの感想

個人的には、登場人物、ストーリー展開が、好みに合った作品です。乱歩先生らしいヒーローの出現とヒロインの異様な死に方は、2時間もののサスペンスドラマ向けと言えるでしょう。どこかのテレビ局で、ドラマ化して欲しい作品です。