「目羅博士の不思議な犯罪」の感想
目羅博士の不思議な犯罪
めらはかせのふしぎなはんざい
初出:「文藝倶楽部 探偵小説と滑稽小説号」博文館、1931(昭和6)年4月増刊

江戸川乱歩

分量:約42
書き出し:一私は探偵小説の筋《すじ》を考える為《ため》に、方々《ほうぼう》をぶらつくことがあるが、東京を離れない場合は、大抵《たいてい》行先が極《きま》っている。浅草《あさくさ》公園、花やしき、上野《うえの》の博物館、同じく動物園、隅田川《すみだがわ》の乗合蒸汽、両国《りょうごく》の国技館。(あの丸屋根が往年のパノラマ館を聯想《れんそう》させ、私をひきつける)今もその国技館の「お化け大会」という奴を見て帰っ...
更新日: 2024/10/16
976d009ce03aさんの感想

目の前で自分のそっくりさんがいたとして、その人が自殺したら自分も妖術にかかったように自殺してしまう?どうだろうなぁちょっと共感しかねるね

更新日: 2021/03/22
46fcf8e7148fさんの感想

序盤のなんとも言えない仄暗い雰囲気が好き。中盤以降はそれほど好みではなかった。

更新日: 2020/08/21
19双之川喜41さんの感想

 博士だけではなく 動物園で 出あった不思議な男も 犯罪者であると 思った。ただ この手口は 立証するのが難しい。乱歩が 筋のヒントを得るために 浅草あたりを 歩き回ったというのが 枕であろう。詩味が溢れる 謎解きは 嫌いではないと感じた。