山本周五郎
なんとなく氏の作品らしくない気がしたけど、太平洋戦争中に書かれた作品だからかもしれない。
知ること、感じること、感動すること
仏法をどんなに学ぼうと祈ろうと、現実社会の何の解決にもならない。 空理空論を弄ぶだけで誰も成仏なんかしやしない。 この世に間違いなくあるものは戦いであり人を愛する心だ。 人を愛しつつ戦って死ぬ。 勝ち負けなど関係なくそれを何度も何度も繰り返す、生きては死に死んでは生きる、それでいいのだそれが全てだ。 こう荒法師は喝破して死んだ。