山本周五郎
夫婦は良いもんだ。泣かせる
泣かされました。是非読んで下さい。
結局、夫婦のことは夫婦にしかわからない。 『季節のない街』の「僕のワイフ」よりわかりやすかった。
あまいなあ
本当の貧乏は背中がチリチリするくらいしんどいもんだ。借金の二百万くらいならなんとかなるが、五百万一千万ならもうどうにもならない。 好きでも嫌いでも金の切れ目が縁の切れ目。生きることはなかなかに金に左右されるもの。 恥も外聞もあっての渡世。女の気持ちを慮ればこの結末にも納得がいく。
ねぇこれでいいの? こんな結果でいいの?