山本周五郎
なんとなく、こういう意味なんだろうな~という想像はできましたが、はっきり表現されていないため、モヤモヤしました。後味の悪い作品だと思いました。
趣向は面白いが、完成度としては満足できない。
へええ、と思わされた。 単なる夫婦間の性癖のもつれを描いたものだろうと思い、人間は今も江戸時代も変わらない面倒なもんだなと読んでいた。 でも何だか夫婦とそこにいる弟の距離感がつかめず、話が噛み合わないような気がしていた。 ところが最後にきて、ああそういうことだったかと理解した。 上手いなぁ山本周五郎。