山本周五郎
留さんが哀れすぎる…
確か、聖 悪女と言う藤本義一の小説があったと思うが、、好きな男には聖女のように尽くしているが、まわりの人びとには悪女である。、、、それを思い出した。
周五郎がまだ30代の頃の作品。 この頃でも、人の内面の性(さが)を深く描こうとする周五郎の感性が光っている。 人に対して深い優しさを持たないと周五郎の作品は理解できない。
少し足りない男と遊女の話。顔、形、心根の三拍子揃って最悪の遊女だからたまらない。
なんだ こりゃあ なんだ この女 気分が悪くなる