「留さんとその女」の感想
留さんとその女
とめさんとそのおんな
初出:「アサヒグラフ」 1935(昭和10)年9月4日号

山本周五郎

分量:約18
書き出し:留《とめ》さんは通船会社の万年水夫である。彼はもう三十八になる、蒸汽河岸きって——いや村の漁夫たちを入れても——いちばん色の黒い男だ。黒いといってあんな黒さがあるだろうか、噂《うわさ》によると、「どんな暗闇のなかでも留さんの顔だけは黒く見える」といわれている。彼は右足の拇指《おやゆび》がない、お人好しで、ぐずで、いつも喉《のど》をごろごろならせている、いうまでもなくそれは悪い病気のせいだ、しかし留...
更新日: 2023/05/07
e536a118f897さんの感想

留さんが哀れすぎる…

更新日: 2021/10/24
2fc6cca0de39さんの感想

確か、聖 悪女と言う藤本義一の小説があったと思うが、、好きな男には聖女のように尽くしているが、まわりの人びとには悪女である。、、、それを思い出した。

更新日: 2021/10/10
zzhis2001さんの感想

周五郎がまだ30代の頃の作品。 この頃でも、人の内面の性(さが)を深く描こうとする周五郎の感性が光っている。 人に対して深い優しさを持たないと周五郎の作品は理解できない。

更新日: 2021/08/22
阿波のケンさん36さんの感想

少し足りない男と遊女の話。顔、形、心根の三拍子揃って最悪の遊女だからたまらない。

更新日: 2021/08/17
吉田純造さんの感想

なんだ こりゃあ なんだ この女 気分が悪くなる