「楯輿」の感想
楯輿
たてごし
初出:「日本士道記」晴南社創立事務所、1944(昭和19)年12月

山本周五郎

分量:約22
書き出し:一神原与八郎は豪快な生きかたを好んだ。からだはどっちかというと小がらなほうだが、肩腰の頑丈な逞《たくま》しい骨ぐみだし、眉のあがった双眸《そうぼう》の光りのするどい、いつも片方へひき歪《ゆが》めている唇《くち》つきなど、負けぬ気のつよさと軒昂《けんこう》たる意気をよくあらわしていた。起ち居ふるまいも言葉つきも颯爽《さっそう》として、大事に惑わず小事に拘泥せずという態度を常に崩さない、かくべつ大言壮...
更新日: 2025/11/12
艚埜臚羇1941さんの感想

  題名の 意味は ほんらい 矢の 打ち込みを 防ぐための 楯を 四人で 担ぎ 神輿の ように 戦場で 切り結ぶと いう 情景である。筋の 展開が 先で 余韻嫋々となり 詩情に 欠ける。