山本周五郎
著者の時代物は人情の機微に触れる傑作ばかりだが現代物は作風が違うな。
乾杯の音頭の一節がめちゃくちゃかっこいい。売れない芸術家の諦観めいたどんよりした感じ僕は好きですね。
結末は予想通りの作品。 山本周五郎版『どん底』の感アリ。でも希望は生きる力なのだな。