そんなに自分のことを悲観することはない。正直に生きていれば賞賛ものだ。高級車でも軽自動車でも走って見える景色は同じです。何も羨ましがることはない。心の持ちようで悲哀を感じることはない。作中の少女も風俗のプロを目指すのでなかったら自分の内面を磨いたほうが魅力が増すと思った。人生の時間は皆平等にあるのだから。
39年のサラリーマン生活、辛抱に辛抱を重ね、付いた綽名が〈いじらしい堪忍袋〉。少女にはからかわれ、息子からは金をせびられ、只管超過勤務に勤しんできた木内さんのいっときのささやかな叛乱。分かる、分かる。
みんなが輝ける訳じゃない。そんな事になったら社会は持たない。基礎の下の石のような人が好きです
何のための、誰のための人生か。
やりたいことをやらないと、攻撃性が育っていく。齢30の私も覚えが…
哀しいねえ