「土佐の国柱」の感想
土佐の国柱
とさのくにばしら
初出:「読物文庫」1940(昭和15)年4月号

山本周五郎

分量:約47
書き出し:一「高閑《こうが》さま、召されます」「…………」「高閑さま、高閑さま」連日のお伽《とぎ》の疲れで、坐ったまま仮睡《うたたね》をしていた高閑|斧兵衛《おのべえ》は、二度めの呼声ではっと眼をさました。……近習番岡田伊七郎の蒼白《あおじろ》い顔が、燭台《しょくだい》の火影《ほかげ》に揺れて幽鬼のように見えた。斧兵衛は慄然《りつぜん》として思わず、「どうあそばした、御急変か」と息を詰めながら訊《き》いた。...
更新日: 2024/06/22
043b10a9cfb2さんの感想

面白かった。