「花宵」の感想
花宵
はなよい
初出:「少女の友」1942(昭和17)年4月号

山本周五郎

分量:約23
書き出し:一清之助のきよがき(お清書《せいしょ》)をつくづくと見ていた母親のいねは、しずかに押し戻してやりながら、「よくおできでした」とやさしく云った。「あなたの字はのびのびとしていて、見ていると心がすがすがしくなります。けれど、もう少し丁寧にお書きなさるともっとみごとになると思います。……このつぎは是よりお上手なのを見せて戴きましょうね」「はい」清之助はあっさりとおじぎをした。弟の英三郎はそれを待ち兼ねた...
更新日: 2025/05/13
8eb05d040692さんの感想

良い親子で良い兄弟、読み終わって清々しい気持ちになった