「日日平安」の感想
日日平安
にちにちへいあん
初出:「サンデー毎日臨時増刊涼風特別号」1954(昭和29)年7月1日

山本周五郎

分量:約73
書き出し:一井坂十郎太は怒っていた。まだ忿懣《ふんまん》のおさまらない感情を抱いて歩いていたので、その男の姿も眼にはいらなかったし、呼ぶ声もすぐには聞えなかった。三度めに呼ばれて初めて気がつき、立停って振返った。道のすぐ脇の、平らな草原の中にその男は坐っていた。松林と竹藪《たけやぶ》に挾《はさ》まれたせまい草原で、晩春の陽がいっぱいに当っている。浪人者とみえるその男は、坐って、着物の衿《えり》を大きくひろげ...
更新日: 2024/11/08
fe93e141a4c6さんの感想

爽快!主人公の人間味溢れる最後の言葉に思わずニコリとしてしまいました。

更新日: 2022/08/19
ba5194e78df6さんの感想

人助けは、周り回って、自分助け