「夫婦の朝」の感想
夫婦の朝
めおとのあさ
初出:「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1941(昭和16)年3月号

山本周五郎

分量:約30
書き出し:一霜月のよく晴れた日であった。お由美は婢《はした》のよねを伴《つ》れて浅草寺に詣《もう》でたが、小春日和の、如何《いか》にも快い陽射しに誘われて、つい大川端の方へ足が向き、それから橋場の先まで歩いたので、帰りにはさすがに少し疲れ、茶屋町まで来てふと通りがかりの掛け茶屋へ休みに入った。舌を焦がすような渋茶を啜《すす》りながら、お由美は摘《つ》んで来た野菊の枝を揃《そろ》えた。もう葉は霜枯れているのに...
更新日: 2024/12/24
48aeac87bb96さんの感想

旦那が凄くかっこよいです