「麦藁帽子」の感想
麦藁帽子
むぎわらぼうし
初出:「アサヒグラフ」 1934(昭和9)年11月14日号

山本周五郎

分量:約18
書き出し:斧田《おのだ》はそう訊《き》きたがり屋のほうではない、どちらかといえば日頃から口数も少く、自分の身の廻りのこと以外にはあまり物事に興味をもたぬ男であったが、その老人には初めから奇妙に注意を惹《ひ》かれた。温泉のある海村へやって来て二日め、散歩に出た斧田が海沿いの道を岬《みさき》のほうへ下りてゆく途中、三方に断崖《きりぎし》を負ってひとところだけ逞《たくま》しく雑草の茂った小高い台地にさしかかったと...
更新日: 2022/06/02
鍋焼きうどんさんの感想

藪の中、真実は分からない。吾八の昔話も、彼の死因も。いずれにせよ、心に残るものがある。

更新日: 2021/08/10
decc031a3fabさんの感想

何だろうな…真実かどうか関係なしに、こういう話を聞けたのが嬉しいなぁ。

更新日: 2021/08/04
8e2e3f535e35さんの感想

大作からこのようなものまで本当に今も人を惹き付けて離さない 周五郎作品。僕は小説の名人だと思ってるんです、そう大先生より名人が似合う人です!