「樅ノ木は残った」の感想
樅ノ木は残った
もみノきはのこった

03 第三部

03 だいさんぶ初出:「日本経済新聞」1956(昭和31)年3月10日~9月30日

山本周五郎

分量:約434
書き出し:川の音七月中旬の午後、——ひどく暑い日で、風もなく、白く乾いた奥州街道を、西にかたむいた陽が、じりじりと照らしていた。「そうだ、あいつだ」と伊東七十郎は歩きながらつぶやいた、「どこかで見た顔だと思ったが、たしかに彼に相違ない」七十郎は、片方の手で額をぬぐった。手の甲に、べっとりと汗が付き、髪の生え際には、汗が乾いて塩になっていた。着ている生麻《きあさ》の帷子《かたびら》も、袴《はかま》も、汚れてほ...
更新日: 2022/06/18
ba5194e78df6さんの感想

長い時間に堪能出来ました。

更新日: 2018/08/19
9d4769326162さんの感想

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