なんと、切ない転回考えてしまう
そこまでやるか?できるものなのか?と思ったけどなるほどそういうことか。 女の心は女のみ知る。 若くして小さな子供を残しひとり死んでゆかねばならないイケメン歌舞伎役者の妻、そんな人がいたけど、その心中の無念を思えば…。 それにしても思うことは命の使い方だ。 現代人は自分のために生きて死ぬ、それが当たり前の考え方だ。 しかし江戸時代の人は自分以外の何ものかのために自分の命を使おうとする、それを喜びとする。 だから現代人に比べて潔いしきれいだ。 若いおかやには縁談だってあったのに…。 人間の一生の満足とは自分が幸せになることか、それとも自分はさておき誰かを幸せにすることか、はたして。