「赤ひげ診療譚」の感想
赤ひげ診療譚
あかひげしんりょうたん

05 徒労に賭ける

05 とろうにかける初出:「オール読物」1958(昭和33)年9月

山本周五郎

分量:約47
書き出し:一「病人たちの不平は知っている」新出去定《にいできょじょう》は歩きながら云った、「病室が板敷で、茣蓙《ござ》の上に夜具をのべて寝ること、仕着《しきせ》が同じで、帯をしめず、付紐《つけひも》を結ぶことなど、——これは病室だけではなく医員の部屋も同じことだが、病人たちは牢舎《ろうや》に入れられたようだと云っているそうだ、病人ばかりではなく、医員の多くもそんなふうに思っているらしいが、保本はどうだ、おま...
更新日: 2020/01/28
69c9240eacbcさんの感想

去定先生、たくさん独白します。まさに本領発揮。