古文あるある、出家すればなんでも許される
感動して涙が出た。 しばらく考えたが、袈裟の気持も渡の気持も両方わかる。 「愛」の形は、男女それぞれであって良いと思う。
一見美談のようだが、あとに残された渡の苦しみと嘆きが本題。盛遠がやったことは謝っても済まされない事だし、だがどのように振舞えば周りに謝罪したように見えるか、理解しての全ての行動に思える。犯罪被害者ってこんな気持ちになるのかと渡の言葉で思ったし、また夫を実家のトラブルに巻き込みたくない袈裟の気持ちも解るが、盛遠は渡の存在を知っているのだからこの件は無関係ではない。夫婦の間で隠し事があると、死んでしまったら気持ちの確かめようがないから、その疑念は残り続けるだろうな。