「真夏の日本海」の感想
真夏の日本海
まなつのにほんかい
初出:前半(いるのである。)まで「知性 第一巻第五号」1938(昭和13)年9月1日

中谷宇吉郎

分量:約13
書き出し:この十年あまり、海といえば太平洋岸の海しか見ていないのであるが、時々子供の頃毎年親しんだ日本海の夏の海を思い返してみると、非常に美しかったという思い出が浮んでくる。日本海の沿岸には一般に砂丘がよく発達している。浪打ち際から真白な砂が数丁も続いて小高い丘になり、その丘を越えたあたりから松林になっているのが普通である。そしてその松林を抜けた所に初めて漁村が見えることが多い。それというのは、冬の日本海が...
更新日: 2019/10/06
19双之川喜41さんの感想

 地球物理学者の中谷は 海での素潜りにも堪能であり  蛸やサザエや 地魚を とり漁っていたようだ。 あさの日本海の色の美しさは 太陽の位置によるという 含蓄のあることを 示唆している。