あきまろに答ふ
あきまろにこたう
初出:「日本」日本新聞社、1898(明治31)年3月6日分量:約5分
書き出し:「も」の字につきて質問に御答申《おこたえもうし》候。「も」の字は元来理屈的の言葉にて俳句などにては「も」の字の有無をもって月並《つきなみ》的俗句なるか否かを判ずることさえあるくらいに候えども、さりとて「も」の字ことごとく理屈なるにも無之《これなく》候。拙作に対する質問に答えんは弁護がましく聞《きこ》えて心苦しき限りながら議論は議論にて巧拙の評にあらねば愚意|試《こころみ》に可申述《もうしのぶべく》...