気取らない、日記のような文章だと思いました。
スピーチが苦手な人なら共感できますね。 最後の報酬を貰って喜ぶところは微笑ましいと思いました。
文筆家は講演が下手くそだ、というのはおよそ正しいと思う。正宗氏が聴衆の前で「自分も人気者だ」とか「俺の講演なんか聞いてどうする」とか感じる仕草は素人そのものだ。 文筆家は原稿用紙を丸めたり引きちぎったりして推敲を重ね作品を作り上げるが、講演はそうはいかない。一発勝負だ。“覆水盆に返らず”である。 その下手な正宗氏の講演はどのようなものだったか聞いてみたかった。案外、大学教授の講義より面白いはずだ。